6/17(月)くもり

耳鼻科を受診。抗生剤が効かないなんて「おかしい、おかしいな」と先生は言った。午前・午後と二回点滴を打つ。耳の痛みが完全になくなる。まだ喉は痛む。

 

目を瞑る。目を開ける。点滴の落ちる様子を眺める。診察の声がすこしばかり聞こえる。喉を見てもらうとき「あー」と言う。皆、「あーーーーー」と伸ばしている。驚く。わたしは指示のとおり「あー」としか言わない。もっと伸ばすべきだろうか。

 

夜、袋麺を食べられるまで回復した。明日もまた点滴を打ちに行く。

恋人が「味しらべ」というお菓子を和風ハッピーターンと言った。一つもらったらそのとおりだった。

 

6/18(火)雨

今日も点滴を打つ。まだ喉が痛む。抗生剤が処方された。

 

夜、ピーマンの肉詰めを作る。手のひらにピーマンをのせて、ぎゅ、ぎゅ、と肉だねをつめる。撫でるようにやさしく形を整える。〈はい、いってらっしゃい〉という気持ちになる。愛着がわく。苦味の少ないピーマンだった。

まだ飲みこむのがつらい。食べきるのに一時間ほどかかる。

 

6/19(水)くもり

今日からまた働く。

みなさんに休んだことを謝る。「胃腸炎?大丈夫だった?」「咽頭炎治った?」「溶連菌が流行ってるって聞いたから」みなさんすこしずつ間違えていておもしろい。晩には喉の痛みも消えて、いつもどおり食事がとれるようになった。うれしい。ただ欠伸したときだけ、喉の痛みが戻る。

 

夜、力尽きて泣く。

 

6/20(木)くもり

朝、機嫌が悪く、恋人にきつく当たってしまった。きつい顔でサンドイッチを拵えた。

レジを打って、決まり文句を口にしていると気分が落ち着いた。サンドイッチのとき切ったパンの耳を炒めて、砂糖をまぶすことを考える。家に帰ったら作る。作って、謝る。

 

やっと日記を更新した。もうやめてしまおうか。でも、日記というものは連なっているのがおもしろいので、ここで止まるのはもったいない。と思った。またがんばります。

 

6/21(金)雨のち晴れ

6時に起きてお弁当をつくる。じゃばじゃばと雨が降っている。

恋人を見送り、朝ドラを見てから二度寝。11時ごろに起きるときれいに晴れていた。洗濯をまわす。お弁当を食べる。コーヒーを飲む。休みの日、じぶんのぶんのお弁当も作るのよいと思う。昼は何を食べればよいかわからないから。

 

水筒を持って、買いものに出る。

いつものスーパーできゅうりが28円だった。いつもは59円、安い日でも49円だ。一本買うお金で今日は二本買えるということだ。なんということだ! 売り場でオリジナルソングを歌ってしまうところだった。

 

鯖の味噌煮を作る。うちの食卓に魚が登場するのははじめてのこと。適当な皿がなく、大きな皿の真ん中にぽつんと鯖がいる。煮汁はとろみがついていて、洒落たソースに見立てれば、まるでフレンチのようである。鯖の味噌煮でございます。ふざけたことを言う。

 

6/22(土)くもりのち雨

午前中に散歩がてら図書館へ。手も足も描かれていない、ずんぐりむっくりした信楽焼のたぬきを見た。むし暑い。休日だからか館内は賑やかだった。二冊借りる。家に近づいたところで恋人からLINEがくる。iPhoneの充電がピンチらしい。自転車に乗りかえて、充電器を届ける。汗をかく。今日は暑い。

 

昼ごはんを食べて昼寝した。三時間ほど眠っていた。

たまごを茹でながら、トイレと洗面所を掃除する。それから、お弁当用にさつまいもを煮る。うっとりする甘いにおい。すこし残しておいたさつまいもと、冷凍していた大根・しめじを味噌汁に入れて晩に食べる。おそばせながら、土井先生に触発されて味噌汁をつくる。具だくさんにすると満足感があり、よい。

 

6/23(日)雨

6時に起きて部屋を片づける。いらない服を捨てるよう尻を叩く。春物の洋服をしまう。ふわふわもけもけのパジャマの要否を尋ねる。

 

これなに、いるの。

ああ、ジェラピケ。

ジェラピケなんて持ってるの。(タグを見る)ニトリやん。

こういう素材をジェラピケって言うんじゃないの。

 

くくくと笑う。こういうところがいいなと思う。

 

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